ランナーの特性を活かしたカスタム
初代ランナーは俊足の誉れ高い2ストロークエンジン車ですが、あまりノーマルのままで乗っているという人は少ないようです。特にキャブレター交換については必須ともいえるカスタムの定番となっているようです。
これはノーマルキャブのキャブ径が小さ過ぎて、本来のパワーを発揮しないからで、又、ノーマルキャブのメインジェットが濃い傾向で、アイドリングも安定せず、燃費も悪いとされており、PE24やPWK28などに交換をする人が多くなっているようです。
2番目は足回りの交換です。車高の高いことがランナーの特徴でもあるのですが、それでも高過ぎると感じる人の方が多く、実際足付きも良くありません。この足回りを交換することによって足付き性が向上し、前期の倒立サスなら一層コーナーリングも向上できます。
リアショックはRS24、RS24/10などに変更することで、車高が5cm程度下がります。もちろん減衰力やスプリングの硬さは変更できるので心配は要りません。但し、RS24/10はノーマルエアクリーナーがタンクに接触するので使えないため、エアクリーナーも変更する必要があります。
もうひとつはブレーキの強化でしょう。走り屋にとってはノーマルのブレーキは物足りないようで、最低でもパット交換は必要で、メッシュホースにして止まる力を逃がさないようにしています。キャリパーやディスクは高価なので余裕のある人に限られるでしょう。
新型の4ストST200ではヘッドライトをHID化するのが定番のようです。お勧めはソーラム製HID/3000Kで、これはライトオンでグリーンからイエローに変化するのがキレイで評判となっています。
もうひとつはやはりマフラーです。MAC-MRDは㈱べスパとMACが共同開発したマフラーで、カチ上げちょいワル風の外観ですが、トルクがあって扱いやすく、騒音もありません。これからはカスタムもスマートにしたいものです。